資格取得 ⑪簿記3級

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日商簿記

正式名は日商簿記検定です。(更に細かく言うと、日本商工会議所及び各地商工会議所主催簿記検定試験が正しい名称です)

(運転免許・TOEIC・英検等を除けば)おそらく日本で最も受験者数の多い人気資格です。

初級・3級・2級・1級とありますが、ここでは3級について述べます。

※ ここで記載している期間や勉強法は、”資格取得”に特化してます。

※ 「その領域の知識を深める」の類ではありませんので、ご了解願います。

概要

日商簿記検定(にっしょうぼきけんてい)とは、商工会議所法(昭和28年法律第143号)第9条第9号の規定に基づき日本商工会議所および各地商工会議所が実施する検定試験(商工会議所検定試験)のうち、簿記に関する技能を検定するものを指す。

1954年11月21日に第1回が実施され、1955年度からは年2回実施されていたが、1997年度以降年3回実施されるようになった(1級は年2回)[2]。全国的に知名度の高い資格とあって、経理や財務、一般事務職などへの就職・転職の際に有利な資格とされる。募集要項などに「簿記資格保有者優遇」と記載されているケースもある。

この検定を含む簿記・会計系の資格試験に共通する特色として、一定の制限はあるが、試験中に電卓の使用が認められていることがあげられる。また、公認会計士試験(短答式)など一部を除いてマークシートが採用されていないこともあげられる。

各級の基準

1級 大学程度の商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算を習得している。大企業の簿記。財務諸表規則・企業会計に関する法規を理解し、経営管理や経営分析ができる。

2級 商企業および工企業における経理担当者および経理事務員として必要な高校程度の商業簿記および工業簿記(初歩的な原価計算を含む)に関する知識を有している。

3級 零細企業における経理担当者または経理補助者として必要な初歩的な商業簿記に関する知識を有している。経理関連書類の簡単な読み取りができ、取引先企業の経営状況を数字から理解できるようになる。営業、管理部門に必要な知識として評価する企業が増えている。簿記初学者が学習をはじめるのは多くの場合、この級からである。

初級 2017年4月より、4級廃止に伴い新設。ネット試験による実施。個人企業や会社の経理担当者だけでなく広く社会人全般を対象に簿記の基本用語や複式簿記の仕組みを理解し、日常業務に利活用することができる(決算に関する部分は除かれる)。また、2018年4月より、原価計算初級が増設された。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 日商簿記検定

受験資格

特になし

試験概要

試験日程:  年3回(2月・6月・11月)

試験会場:  全国各都市の試験会場

試験形態:  商業簿記(記述)

試験時間:  2時間

試験問題:  5問

資格取得に要した期間と勉強法(経験談)

<注意>

あくまで筆者が要した期間と勉強法です。万人に当てはまる訳ではないので、参考まで。

資格取得に要した期間:  1.5ヶ月

勉強法:         過去問題集を繰り返し実施

私は下記テキストと問題集を使用しました。

みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商3級 商業簿記 第8版 (みんなが欲しかった! シリーズ)

みんなが欲しかった! 簿記の問題集 日商3級 商業簿記 第8版 (みんなが欲しかった! シリーズ)

他にも多数出版されてます。

スッキリわかる 日商簿記3級 第11版 [テキスト&問題集] (スッキリわかるシリーズ)

簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記3級 テキスト&問題集 第5版

まだまだいっぱいあるんですが、このぐらいで。本当に多いですよね。

また、

・人気があり

・よく比較されるFP試験に比べて難しい(後述します)

ので、独学は難しい・体系立てて学びたい方向けに資格スクールも充実してます。

資格対策ドットコム

ユーキャンの簿記3級講座

試験の特徴と合格率

・問題傾向は似ているので過去問は必須

・全て記述なので誤記がないように注意、見直しが必要

・とにかく計算ばかり。内容の難易度というより、計算ミスしないことが重要

ので、難易度自体はやや低めですが過去問さえやってれば合格できる訳でもありません。

とは言っても傾向は似ているので、過去問をやってないと合格できないということです。

更に

・合格基準点が70%以上(資格試験合格基準は60%以上が一般的)

が難易度を上げています。この10%は大きいです。

下記URLに至近の受験データが掲載されています。最新の11月で

合格率:簿記3級 約47%です。

簿記 受験者データ | 商工会議所の検定試験 (kentei.ne.jp)

過去分をみても大体50%前後を推移してます。半分は不合格ということです。

「この資格取得して何になるの?」ですが、ズバリ

企業におけるお金の流れ、管理に関する知識の習得

だと思います。3級は商業簿記のみなので自営業・フリーランス・小規模企業等向け、2級はそれに加えて工業簿記が加わるので工業企業向け、1級は更に項目が増えて大企業向け、と社会人全員に関わるものであり、「知らないと困る」ことが多いので知っておくべき内容だと思います。

資格を取るのは、この知識を得て自分のものにするための手段です。FPは生活に身近な内容でしたが、簿記は業務に身近な内容なのでこちらもおススメです。

私の場合製造業の建設・保守に携わっているので、簿記2級までは取得したいと考えてます。実際建設・保守業務をやってても、「簿価」「減価償却費」「投資効果」「損益分岐点」等の文言はよく使います。

「理系だから/技術系だから、知らなくていい」「事務系の仕事・資格・知識」ではありません。

 余談ですが、FP同様老若男女問わず幅広い層の方々が受験に来てます。3級は女性の比率が多い気がします。しかも結構若い。。。あと計算が主体の試験なので電卓使用可ですが、四則計算ができる電卓のみで筆者が日常使っている関数電卓は使用不可です。大体受験者が持ち込んでるのは昔ながらのでかい電卓です。これが結構曲者で、キーを押す度に「カタカタカタカタ…」、それを大人数やる訳だから試験中五月蝿いんですよね。最初中々集中できませんでした。そういうのもあって

「この試験は試験中に考えるようではダメだな。解き方や内容は完全に理解しておいて、試験中は計算に集中する」

方がいいと思いました。

以上

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