資格勉強法 技術士2次試験 口頭試験対策1

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技術士(機械部門)

 前回、技術士 2次試験(筆記)合格しましたで記載した通り、合格前ですが

・今までやってきた勉強法(筆記試験対策)

・今やっている勉強法(口頭試験対策)

をつらつらとアップしていきます。順番的には逆ですが、まずは旬のものということで、今やっている勉強法(口頭試験対策)を以下に記載していきます。

筆者個人の考え方・戦略に基づく勉強法になります。万人には当てはまらないと思いますので、参考になる部分だけ取り入れて、適宜アレンジしてもらえれば幸いです。

口頭試験内容・配点

 口頭試験内容及び配点は以下の通りです。

Ⅰ 技術士としての実務能力
 ① コミュニケーション、リーダーシップ   30点満点
 ② 評価、マネジメント           30点満点
Ⅱ 技術士としての適格性
 ③ 技術者倫理               20点満点
 ④ 継続研さん               20点満点

 これだけしか書かれていません。実務能力を測るため、”コミュニケーション能力”や”リーダーシップ力”等が必要なのは分かります。しかし、一言で ”コミュニケーション能力”や”リーダーシップ力” といっても、捉え方・答え方が難しいです。そこでまず、これらの技術士に求められる資質能力/コンピテンシー(competency:職務や役割において優秀な成果を発揮する行動特性)の定義を理解する必要があります。

技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)

技術士に求められる資質能力及び定義は以下に規定されています。

専門的学識

  • 技術士が専門とする技術分野(技術部門)の業務に必要な、技術部門全般にわたる専門知識及び選択科目に関する専門知識を理解し応用すること。
  • 技術士の業務に必要な、我が国固有の法令等の制度及び社会・自然条件等に関する専門知識を理解し応用すること。

問題解決

  • 業務遂行上直面する複合的な問題に対して、これらの内容を明確にし、調査し、これらの背景に潜在する問題発生要因や制約要因を抽出し分析すること。
  • 複合的な問題に関して、相反する要求事項(必要性、機能性、技術的実現性、安全性、経済性等)、それらによって及ぼされる影響の重要度を考慮した上で、複数の選択肢を提起し、これらを踏まえた解決策を合理的に提案し、又は改善すること。

マネジメント

  • 業務の計画・実行・検証・是正(変更)等の過程において、品質、コスト、納期及び生産性とリスク対応に関する要求事項、又は成果物(製品、システム、施設、プロジェクト、サービス等)に係る要求事項の特性(必要性、機能性、技術的実現性、安全性、経済性等)を満たすことを目的として、人員・設備・金銭・情報等の資源を配分すること。

評価

  • 業務遂行上の各段階における結果、最終的に得られる成果やその波及効果を評価し、次段階や別の業務の改善に資すること。

コミュニケーション

  • 業務履行上、口頭や文書等の方法を通じて、雇用者、上司や同僚、クライアントやユーザー等多様な関係者との間で、明確かつ効果的な意思疎通を行うこと。
  • 海外における業務に携わる際は、一定の語学力による業務上必要な意思疎通に加え、現地の社会的文化的多様性を理解し関係者との間で可能な限り協調すること。

リーダーシップ

  • 業務遂行にあたり、明確なデザインと現場感覚を持ち、多様な関係者の利害等を調整し取りまとめることに努めること。
  • 海外における業務に携わる際は、多様な価値観や能力を有する現地関係者とともに、プロジェクト等の事業や業務の遂行に努めること。

技術者倫理 

  • 業務遂行にあたり、公衆の安全、健康及び福利を最優先に考慮した上で、社会、文化及び環境に対する影響を予見し、地球環境の保全等、次世代に渡る社会の持続性の確保に努め、技術士としての使命、社会的地位及び職責を自覚し、倫理的に行動すること。
  • 業務履行上、関係法令等の制度が求めている事項を遵守すること。
  • 業務履行上行う決定に際して、自らの業務及び責任の範囲を明確にし、これらの責任を負うこと。

 これらの資質能力及び定義を十分に理解した上で、口頭試問に対して回答するように心がける必要があります。つまり質問に対して、「私は技術士に必要なこれらの資質能力を持っていますよ」と、試問官の方々に納得してもらえる回答をしなければならないということです。

口頭試験分析・戦略

 ここからが筆者の分析・戦略部分になります。私はホワイトボードで考え方を整理するのが好きなのですが、今回も同様にやってみました。以下がその内容になります。

https://i.gyazo.com/9f8485c3f6c2161aa2bda042b096f070.jpg

横軸       口頭試験内容Ⅰ①②、Ⅱ③④ 
縦軸       上記コンピテンシーに関連する筆記試験科目/業務経歴→想定質問
分析(右横縦列) まとめ(口頭試験対策としてやること) 

分析してみると分かったのですが、結局筆記試験科目の
・Ⅰ/Ⅲ
・Ⅱ-2
で問われた内容に基づいて、自分の業務経歴を整理し、説明できればいいのかなと考えました。

つまり、口頭試験対策として大雑把にやることは、以下の3つです。

  1. 筆記試験の再現論文作成
  2. 業務経歴詳細のⅠ/Ⅲ、Ⅱ-2論文作成
  3. 筆記試験で選択しなかった方の論文作成              

今回はこれまで。次回は実際にやってる内容の進捗を紹介したいと思います。
 口頭試験の受験を控えている方
 来年受験しようと思っている方
 技術士に興味のある方
一緒に頑張りましょう。

以上

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