昨日よりブログ再開しようと決めた矢先、「何を書こうか」悩んでいて…。このまま悩みながら時間だけが経過するとまた書くのが億劫になりそうなので、とりあえず思いつくものをつらつらと書いてみようと思いました。
資格のブログなので、①資格に関すること、②読者に有益なことに加え、③自身にとっても有益なことであれば、なおさら良いと思い、唐突ですが表題について今回は書こうと思います。先程の①②③でいうと、
① 技術士二次試験受験時に改めて専門分野(機械材料)を勉強
② 機械材料且つ一般的で最もポピュラーな金属材料(鉄鋼)に関すること
③ 自身の知識・技術の振り返りと後進技術者への指導に使える
と思い選定しました。そもそも違いを明確に説明できる人は意外と少ない!?
剛性とは?
剛性(ごうせい、英: stiffness)とは、曲げやねじりの力に対する、寸法変化(変形)のしづらさの度合いのこと。力に対して変形が小さい時は剛性が高い(大きい)、変形が大きい時は剛性が低い(小さい)という。
Wikipedia「剛性」
金属材料(それ以外の材料でも)において、剛性は縦弾性係数(ヤング率)で表される。この縦弾性係数は金属材料では、「鉄鋼」「銅」「アルミニウム」といった種類で値が異なってくるが、「鉄鋼」の中で、SS材とSC材、SCM材では一緒である。
つまり、剛性の高い(外力により変形しにくい)ものが要求される部分には、縦弾性係数の大きい種類の材料を用いる必要がある。
強度とは?
強度(きょうど)とは、その材料が持つ変形や破壊に対する抵抗力を指す。~中略~強度を表す指標は様々であり、材料の変形挙動の種類によって以下のように用語を使い分ける。
Wikipedia「強度」
降伏強さ/引張強さ/延性/破壊エネルギー(靭性)/曲げ強度(抗折力)/硬度/など
金属材料(それ以外の材料でも)において、強度は上述の通り複数の指標で表される。一般的に強度というと、降伏強さと引張強さである。先程述べた剛性と違うのは、「鉄鋼」「銅」「アルミニウム」といった種類で値が異なるのはもちろん、「鉄鋼」の中の、SS材とSC材、SCM材でも値が違ってくるということ。化学成分や熱処理有無で異なってくる。
おわりに
剛性と強度について書きました。機械工学(機械材料)を学んでいる人からすると、書いてることは当たり前だし、当然読んだら理解できる内容です。
でもこれを、技術二次試験という限られた時間の中で、「600字詰め原稿用紙1枚にまとめなさい」(こんな簡単な問題は出ないと思うけど、出るとしたら、Ⅱ-1の4問中の1つ)と問われたらすぐに書くことができるか?
もしくは、現実の業務において上記のようなことを理解した上で材料選定しているか?
③の目的でもあり自戒も込めて書きました。
今回はこれまで
以上
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