エンジニア(技術者)/テクニシャン(技能者)/他の違い その2

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日常の投稿

 前回の続きです。前回、エンジニア(技術者)とテクニシャン(技能者)について、下記のような定義(認識)であることを述べました。

 エンジニア(技術者):知識ベースで物事を処理する手法・手段を駆使する者

 テクニシャン(技能者):経験ベースで物事を処理する手法・手段を駆使する者

今回は上記を踏まえて、エンジニア/テクニシャンに関する私の考えを書いていきます。

エンジニア(技術者)/テクニシャン(技能者)に関する考察

 先に結論を書きますが、エンジニア/テクニシャンに関する考察のまとめは以下の通りです。

 考察まとめ

  • エンジニア(技術者)もテクニシャン(技能者)も両方必要
  • どちらが上位も下位もなく、優秀も劣るもない
  • 両者または両方の手法・手段(技術と技能)は並列

これが考察のまとめです。当たり前と言えば当たり前なんですが、そうでない現実がありそれが問題となる場面も多々あります。それについては次回書きたいと思います。では上記に至った考察の経緯を下記に書いていきます。

 考察する中で、「日常一般的に使っているのに、なんて定義が難しい言葉が多いんだろう」とつくづく思いました。今回のエンジニア/技術者/テクニシャン/技能者然り、他には技術/技能/知識/経験/科学/工学/理学/・・・。しかも大体難しい日本語で書かれているんですよね。

エンジニア(技術者):知識ベースで物事を処理する手法・手段を駆使する者

これも難しいですよね。定義と題打ったので色々調べるのですが余計に訳が分からなくなってきて、「そもそも何を明らかにしようとしたんだっけ?」(笑)となりました。杓子定規な定義を明らかにするのが目的ではなく、一般的に広く用いられている定義(というより認識)を紹介して、それに対する考察と今後の方向性を示すのが目的です。なので、もっと一般的に言うと、

 エンジニア(技術者):学校教育や文献等で得た情報をベースに仕事する人

  学校教育や文献等で得た情報:理論・原理原則・法則・公式・実験データ・・・

 テクニシャン(技能者):主に自らの経験で得た情報をベースに仕事する人

  主に自らの経験で得た情報:5感・コツ・勘・慣れ・相性・反復・癖・・・

上記を見る限り、両者または両方が並列に存在し、どちらも必要であること。そこに上位も下位も無いことがよく分かります。技術と技能両方の存在が必要だということを示す身近な良い例として、自動車学校での免許取得があります。ご存じの通り、自動車学校では座学と実技があります。この場合、座学が技術、実技が技能に当てはまります。座学で道路交通法、車の動く原理、運転方法等を学び、実技で実際に車の運転を経験します。どちらが欠けても免許は取得できません。それは座学(技術)・実技(技能)両方が揃ってないと安全な車の運転はできないからです。技術も技能も両方必要であることを示しています。

今回はここまで。次回はエンジニア/テクニシャンの私の会社や世間一般における位置付け、問題・課題を書いていきます。

以上

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